เข้าสู่ระบบ室内には彼が腰を打ち付ける音が響き渡る。
そして卑猥な水音も――――
こんな風に激しく求められると、どうしても拒否出来ない。
彼の先端が私の最奥にキスをする度に、目の前が弾けていくような感覚に陥り、実家なのに声を抑える事が出来ずに鳴いてしまう。 「はぁ、あっ、あっ、らめ……っ、フレド、さまぁ…………っ!」 何度も中を擦られ、子種を注がれ、その度に喜んでしまう自分の体が恨めしい。彼の欲望が全部自分に向いている事も嬉しくて。
だってフレド様はとてもモテる方……夜会でも女性に囲まれ、そこにいるだけで貴族女性は皆色めき立ち、放っておかない。軍事演習に行きたいと言いつつ、彼の気持ちは自分に向いていてほしいとは、なんて自分勝手だろう……自分自身の感情をコントロール出来ない。
私をこんな気持ちにさせるのも彼だけなんだわ。
「シャーリー、愛してる……」「フレドさまぁ…………わたしもっ、愛してる……!」
互いに愛を囁き、深い口付けをかわす。舌を絡め、唾液を貪り、言葉にならない嬌声を上げ、獣のように腰を振った。
散々子種を注がれた私の蜜口から彼の剛直が引き抜かれると、中から白い白濁とした液が溢れ出していく。
一体何度彼の精を放たれたのか――――
私はベッドに突っ伏しなが
馬車が去った後、静寂に包まれた森は月明りと虫の鳴き声で、怖いほどに美しかった。 フレド様と二人きり……本当に誰もいない。 彼の顔を覗き見ると、いつものように優しい微笑みを私に向けている。 「フレド様、こちらの別荘はどのような用途で建てられたのでしょうか?」 「ここはね、母の療養目的なんだ。父が亡くなってとても憔悴してしまった母が、邸からも離れて、全ての事を忘れられるように」 「お母様の……そんな大事な場所に来ても良かったのですか?」 「ああ。もう母は立ち直って邸で生活しているし、誰も住んでないから問題ないよ」 そんな大切な場所を私に見せたいと連れて来てくれたんだと思うと、胸がきゅっとなる。 「フレド様、嬉しいです」 私はとびきりの笑顔で応えた。 普段はあまり笑顔は得意ではないけれど、彼に喜びを伝えたかったから。 空を見上げると無数の星たちが煌めき、私たちを祝福しているかのように感じた。 「シャーリー、私も君をここに連れて来る事が出来て、とても嬉しいんだ。さぁ、中に入ろう」 「はい」 彼に女性として手を引かれて中へ入る……ただそれだけなのに、胸が高鳴ってしまう。 約1か月後には軍事演習に行かなくてはいけないけれど、その前に彼との時間を胸に刻んで行きたい。 建物の中は比較的最近まで使用されていたのか、とても状態が綺麗で、何もかもすぐに使えるようになっていた。 もっとも今は初夏なので暖房器具なども使う必要はないし、使うとしたら調理道具くらいかしら。 フレド様のお母様の療養目的という事もあり、一階で全てがまかなえるような造りになっていて、二階は主に荷物置き場や客室などしかなかった。 「ここで三日間、私と二人きりで過ごそう」 「え……三日間?」 「そう。ご両親にも許可は取っているし、必要な物は一日に一回、御者が持ってきてくれる」 「ちょ、ちょっと待ってください!明日帰るのではないのですか?」 「? そんな話はしてないよ。君に来てほしい場所があるとは言ったけど。三日間時間がほしいとも言った」 「そんな……」 でもそう言われてみれば明日帰るという話はされていない。 もしかして騙されたのでは……そう思うと、胸の中に怒りが湧いてくる。 ちゃんと伝えてくれれば私だってここに来るだなんて言わなかったのに……! 「全てを伝えて
その後、街の屋台で食べ物を買って食べたり、フレド様に連れられてドレスを見たり、若者のようなデートを堪能したのだった。 「こんなに楽しい日は初めてかもしれません!」 私は噴水広場のベンチに座りながら少し興奮気味に今日を振り返り、フレド様に感想を伝えた。 修練場で剣を振っている時間ももちろん楽しいけれど、今日はそれとは全然違う……これが若い女性が味わうような時間なの? このような時間を過ごせるのなら、デートも悪くないなと思えたのだった。 「私もシャーリーの楽しそうな姿を見る事が出来て嬉しいよ。もちろん剣を握っている時の君も好きだけど」 「フレド様……私は幼い頃から騎士を目指して生きてきました。正直年頃の女児がするような遊びもせず、心のどこかで騎士になる為にはそのようなものは必要ないと自分に言い聞かせていたのかもしれません」 「うん。君はそう思っているようにも見えた……そんな君も大好きだよ。ただ誤解しないでもらいたいのは、私がシャーリーとそういう時間を過ごしたかっただけなんだ。他の女性のようになってほしかったわけではない」 「はい、分かっています。あなたといると色んな発見がありますね」 フレド様の行動には押し付けがましいところが一つもなく、私と楽しみたいという気持ちが溢れていた。 それがとても嬉しくて、私も純粋に今日という時間を楽しむ事が出来たのだ。 頑なに騎士にこだわる私の世界をこんな風に自然と広くしてくれる……そんな彼に対して感謝の気持ちが湧いてくる。 「フレド様、今度何かお礼をさせてください!」 「お礼ならもうもらってるから」 「? 私は何も差し上げてませんが……」 「シャーリーの時間を三日間ほしいと言っただろう?」 「でもあれは……っ」 その先の言葉はフレド様の手によって塞がれてしまう。 この三日間は私が軍事演習に行くので会えなくなる代わり時間だと思ってた……お礼ではないのに。 「いいんだ。でも君がそんなに気にするのなら、これからもらおうかな」 「これから?」 「夜も君と行きたい場所があるんだけど、そこで色々としてほしい事があるから。それでいい?」 夜までデートを考えてくれていたなんて……私は感動し、彼にならなんでもしてあげたい気持ちになる。 大きく頷き、彼の言葉に同意した。 「よかった。嬉しいよ、シャーリー」
馬車を降りて王都の街並みの中に身を投じてみると、思いの外自分も年頃の女性の中に溶け込む事が出来ている事にホッとしたのだった。 「まずはどこに行く予定なのです?」 「今日は一緒に宝飾店に行きたいんだ」 「分かりました」 私はフレド様の行きたい場所を聞き、どこかも分からないのに進もうとするので、フレド様に手を繋がれてしまう。 指を絡ませるようなつなぎ方に、周りの視線が気になって落ち着かない。 「これは恋人つなぎって言うんだって」 「そ、そうなのですか」 「こういうのもシャーリーとしてみたかったんだ。嬉しいな」 「フレド様が嬉しいなら良かったです」 顔に熱が集まって彼の顔を見られないけれど、嬉しそうにしている事だけは分かる。 ちょっと可愛げのない言葉だっただろうか。 私の心配をよそに、彼はつないだ手の甲にキスをしていて、驚いて見上げると、見たことのないほど優しい微笑みをこちらに向けていたのだった。 この笑顔も全部私だけのものなのかと思うと、胸がきゅっと締め付けられるような感じがした。 「ふふっ、フレド様といると新しい発見ばかりです」 「……私もだよ。今が外なのが悔やまれるくらい」 「?」 「このまま宝飾店に行ってしまおう」 彼に手を引かれながら、宝飾店までの道を肩を並べて歩いていく。 彼も背が高いけれど私も女性にしては背が高いので、二人で歩いているとかなり注目されてしまっていた。 でも気にする間もなく宝飾店の前に着いたので、彼の後ろに続いて私も店内へと入っていったのだった。 店内の壁やカウンターには様々なジュエリーが並び、ほとんどが貴族でなければ買えないような宝石ばかりが並べられている。 「まぁ!アルフレッド卿ではありませんか!ようこそおいでくださいました~」 「マダム・ジェッシー、久しぶり。その節は世話になったね、とても助かったよ」 「いえいえ!卿のお願いとあらば、いつでも出張でお伺いさせていただきますわ!」 マダム・ジェッシーと呼ばれる女性フレド様の会話を聞く限り、この宝飾店は出張で貴族の屋敷にもジュエリー類を売りに来るという事なのね。 フレド様がジュエリーを……? 一瞬嫌な思考が頭を過っていく。 まさか、フレド様に限って他の女性に贈ったなんて事はあり得ない。 「今日はどのような御用で?」 「
私は朝からソワソワしていた。 今日はフレド様が5日ぶりにやってくる。 たった5日なのに久しぶりに感じているなんて……軍事演習に行って大丈夫なのかと思ってしまうけれど、剣を持って緊張感漂う現場に行けば、きっと大丈夫。 今は体を鍛えるしかする事がなくて、ふとした瞬間にフレド様の事を考えてしまうからダメなのよ。 この三日間を思い出に、しっかりと騎士としての訓練をしてこようと胸に誓った。 そこへ扉をノックする音がしてきたので返事をする。 ――トントン―― 「はい」 「お嬢様、カレフスキー公爵閣下がご到着なさいました」 「すぐに行くわ」 ユーリが呼びにきてくれたので、私はエントランスホールに下りて行ったのだった。 フレド様は柔らかい微笑みを湛えて立っていて、私に気付くと駆けて来てくれる。 こうして恋人になってからだと、彼の微笑みがとても甘くなっているのを感じるわ……そんなところにもドキドキしつつ、差し出された手に自分の手を重ねた。 「私の姫は今日も美しいな」 「姫だなんて、そんなわけありません。こんなに大きくてガッシリしている姫などおりません」 「そう思ってるのは自分だけだよ。まぁ、そんな事を気にするよりも今日を楽しもう」 「……そうですわね。今日はどこに連れて行ってくれるのです?」 「まずは王都に行こうか。色々購入したいものもあるし、君とデートっぽい事もしてみたいんだ」 ”デート” 恋人っぽい響きに私の胸は自然と高鳴っていく。 フレド様とそういう関係になる事は諦めていたので、まさか二人で出かける日がくるとは思ってもいなかった。 嬉しい……私にも恋人っぽい事をする時がくるとは。 「じゃあ、行ってきます!」
自身の熱棒を何度も穿ちながら、うわ言のように私の名を呼ぶ。 「シャーリー……シャーリー…………君なしで過ごすなんて……無理……っ」 室内には彼が腰を打ち付ける音が響き渡る。 そして卑猥な水音も―――― こんな風に激しく求められると、どうしても拒否出来ない。 彼の先端が私の最奥にキスをする度に、目の前が弾けていくような感覚に陥り、実家なのに声を抑える事が出来ずに鳴いてしまう。 「はぁ、あっ、あっ、らめ……っ、フレド、さまぁ…………っ!」 何度も中を擦られ、子種を注がれ、その度に喜んでしまう自分の体が恨めしい。 彼の欲望が全部自分に向いている事も嬉しくて。 だってフレド様はとてもモテる方……夜会でも女性に囲まれ、そこにいるだけで貴族女性は皆色めき立ち、放っておかない。 軍事演習に行きたいと言いつつ、彼の気持ちは自分に向いていてほしいとは、なんて自分勝手だろう……自分自身の感情をコントロール出来ない。 私をこんな気持ちにさせるのも彼だけなんだわ。 「シャーリー、愛してる……」 「フレドさまぁ…………わたしもっ、愛してる……!」 互いに愛を囁き、深い口付けをかわす。 舌を絡め、唾液を貪り、言葉にならない嬌声を上げ、獣のように腰を振った。 散々子種を注がれた私の蜜口から彼の剛直が引き抜かれると、中から白い白濁とした液が溢れ出していく。 一体何度彼の精を放たれたのか―――― 私はベッドに突っ伏しなが
「フレド、様……」 「シャーリー、今の話は……」 「おお、アルフレッド卿、君からも言ってやってくれ。娘が軍事演習に行くと言って引かないのだ」 「父上!」 父の言葉にフレド様の顔色がなくなっていくのが分かる。 昨夜、愛を確かめ合い、あれほどの情熱を交わした相手が命の危険を冒してまで軍事演習に参加したいと言っているのだから驚くわよね。 でもきちんと話し合って分かってもらわなくては。 私は二人で話し合いをするべきと考え、自室に来てもらう事にした。 ベッドに隣同士で腰をかけ、互いの目を見ながら話しをしていく。 「フレド様、このような事を言い出して誠に心苦しいのですが、騎士になる夢を簡単に諦める事が出来ず……相談もせずに決めて、申し訳ございません」 「私の妻になるのが嫌になった?」 「そんなことはありません!!」 「本当に?」 私の言葉に疑心暗鬼のフレド様は私の目を見据え、ゆっくりとこちらへ顔を近づけてくる。 彼の手が私の耳を触り、指ですりすりと擦ってくるので、甘い声が漏れてしまう。 「…………んっ……」 「どうしても?」 ズルい、こんなの……耳が弱いのを知っていて、責め立ててくるんだわ。 「は、い……っ」 「そう」 分かってくれたのかと思い、ホッと胸を撫でおろした瞬間、耳を触っていた手が私の顔をグイッと引き寄せてくる。 「んんっ……ぁ……」 すぐに深い口づけが降り注ぐ。 彼の分厚い舌を受け入れると、あ







